【vol.5】いざという時に永平寺町って安全ですか?消防団で活動する二人に、永平寺町の災害への備えを聞きました。
増田和哲さん、伊藤修平さん
一人一人が防災意識を持ち、地域一丸で災害に備える町
【増田】 以前から「防災のまち 永平寺町」と聞いていました。確かに各地区の自主防災組織で避難訓練や防災の講習会がこまめに開かれていて、地域単位で防災意識が高い町だと感じています。
【伊藤】 そうなんです。地区ごとに実施している防災講座は、現在までに80回以上開催しました。町内の小・中学校では防災教育も始まっています。家族みんなで避難訓練に参加している人も多いんですよ。
【増田】 僕の住んでいる地区でも、幅広い年齢層の人が消防団の活動に取り組んでいます。各分団で、避難時に支援が必要な人など、住民の状況をきちんと把握できているのも素晴らしいことだと思います。
【伊藤】 地域ぐるみで災害に備えていることが感じられると、永平寺町に長年住む人も移住したばかりの人も、みんなが安心して暮らせますよね。僕も移住の手続きをした際、役場でハザードマップをもらいました。右も左も全く分からない頃だったので、避難所の場所や家の周辺の状況を確認できてホッとしたのを覚えています。
【増田】 永平寺町では防災メールやLINEを活用した情報発信をしているので、積極的に活用したいですね。いつ、どこで起こるか分からない災害は、「備えること」が一番大切。自発的に開催されている訓練や講座で、折に触れて備えを意識できていると思います。
【伊藤】 そうですね。永平寺町は、誰もが助かる社会を目指して、住民一人一人の防災意識が高まるよう、これからも様々な支援を行っていきます。
撮影/松岡公園(永平寺町)
※新型コロナウイルス感染対策を講じて撮影しています。
「月刊fu」2022年2月号掲載